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アベノミクスの新三本の矢による働き方改革では、派遣社員にも言及されており、同一の仕事内容なら賃金格差をなくすように働きかけています。しかし、派遣社員を取り巻く情勢は実態としての大きな変化はなく、派遣先企業で正社員の待遇面を目の当たりにして嫌気が差している派遣社員も少なくないでしょう。そこで、ここでは派遣社員と正社員の将来的な給料格差などを解説したうえで、20代など若い段階での正社員への転職を勧める理由を解説していきます。

1.派遣社員の平均的な給料は?

まずは派遣社員の平均的な給料についてみていきましょう。そのまえに人数ですが、厚労省が平成31年3月に発表した「平成29年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」では、派遣労働者数が約176万人となり、無期雇用派遣労働者が286,087人有期雇用派遣労働者が1,272,950人となっています。特定労働者派遣事業が約20万人となっていますが、これは平成30年9月29日で廃止されたので、今回は省略します(※参考URL)。

そして、これら派遣労働者の8時間換算における平均賃金は13,831円となり、時間給当たりにすると1,728円になっています。プログラマーなど高額な時間給を手にする派遣社員もいますし、大手製造業では夜勤もあり時間給が高くなるケースもありますので、すべての派遣社員の給料がこの平均賃金に近いかといえば決してそうではありませんが、一つの平均値の目安として認識して下さい。年収でいえば13,831円×週5勤務×48週=約331万程度が年収の目安にはなりそうです。

2.派遣社員と正社員の給料格差について

続いては正社員の給料についてです。「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」から見ていきましょう。正社員勤務といっても、大手から中小企業まで幅広いですが、平均的に見た場合に「雇用形態=正社員」の年収は321.6千円となっています。ちなみに非正規社員(パート・アルバイトなど)として年収をみると、210.8千円と大きな差が生じています。自身は派遣社員だから大丈夫と思っていても、正直なところいつクビを切られてフリーターになるか分かりませんので、フリーターなど非正規社員全体の年収も一応把握しておく必要があるでしょう。

※参考
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/index.html
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/06.pdf

ここで正社員と派遣社員の年収を比べてみると実はほぼ差がないです。むしろ若干派遣社員の方が高そうにも見えます。ですが正社員は多くの会社で昇給がありますし、階級などで昇格すれば給料が大幅に上がる傾向になります。一方で、派遣社員は年齢を重ねてもほとんど給料に変化はありません。このことからも実際に現場で働いている派遣社員たちは、この数字以上に格差を感じているはずです。

派遣社員の「時間給」が高いからくりは?
派遣会社の募集要項をみると、高額な時間給を掲載していることが多くなっています。これにはからくりがあります。1つは派遣社員には交通費が支給されないことも多く、その分時間給が高くなっているという点。また賞与が出ない点もあります。継続勤務で就労慰労金が出ることはあるでしょうが、正社員の賞与に比べれば遥かに少ない金額といえます。この賞与分も普段の時間給に含まれています。正社員は賞与が出るのに不公平と感じるでしょうが、本来は正社員であっても賞与を支払う義務は企業側に存在していません。

3.派遣より正社員での転職を目指したほうが得?しかも若い20代が有利?

派遣社員と正社員給料格差を見てきましたが、平均値を比べると上記のようにそこまで大きな差はないように感じますが、やはり昇給など考えると年と共に正社員の方がどんどん有利になってきます。

また年齢と共に派遣社員と正社員ではスキルにも大きな差がでてしまいます。新入社員(正社員)の頃は、仕事を覚えるために雑用などルーティン作業が中心となり、仕事内容や給料も現場作業を継続している派遣社員のほうが充実していることがあります。職場によっては派遣社員に仕事を教わる新入社員もいるでしょう。ですが右も左も分からない新入社員でも、いずれは派遣社員の給料を追い越し、仕事を教えていたのが、いつの間にか指示を出されて管理される側に回るものです。企業側の人材という観点でいくと、期間を決められている派遣社員よりも、この先継続して利益を生み出す正社員のほうに厚みをおきます。そのため、新しい仕事内容を覚えていくのでスキルが向上し、それに合わせてモチベーションも上がります。

やはり長期の目線で言えば企業も正社員のほうに重点を置いているのですから、派遣先から抜け出して、正社員に転職を目指したほうが自身にとっても将来的にプラスとなるというのが一般的な考え方かもしれません。しかも派遣社員から正社員へ転職するには20代など早い方がいいのは間違いありません。これは企業側からすると、若い人材が欲しいというだけでなく、30代や40代で派遣社員から正社員への転職を目指すには、「なぜこれまで派遣社員を選んだのか」「今になってどうして正社員を目指したのか」という明確な回答が求められるという点も理由としてあります。面接のハードルが一歩高まってしまうのは避けたほうがいいでしょう。また、20代なら他の会社に染まっていないので、第二新卒や既卒と同じ扱いで採用してくれる可能性はあります。このように、転職を考えるには若ければ若いほど採用価値があるのが現実なのかもしれません。

また、派遣社員を抜け出して正社員になるメリットは自身のスキルや給料だけではありません。社会的信用度という点でも派遣社員よりも勝っています。20代のころはまだ親元で暮らしている人もいるでしょうが、30代以降は結婚することも考えられます。家族が増えると出費は当然増えますし、車や家といった大きな買い物をする機会がでてきます。このようなとき、ローンを組みやすいのはやはり正社員のほうです。またローンだけでなく、クレジットカードなどの審査に通りやすいのも派遣社員より正社員のほうが多いでしょう。正社員は社会的信用度が高いというメリットも存在しています。

20代の転職は「派遣」出身のほうが正社員からの転職よりも採用されやすいこともある?

20代での派遣社員から正社員への転職は、同世代で正社員から正社員へ転職するよりも採用されやすいことも実はあります。実績や学歴、資格、面接での対応など、ビジネスマナーを一通り学んでいる正社員のほうが転職に有利になりやすいイメージがありますが、企業や人事担当者によっては、他の会社の正社員から離脱して自社に応募してくる若者に対し、「ウチでも同じようにすぐ辞めないだろうか」と心配するものです。正社員として採用された若者が、20代で転職するのは「人間関係」「職場環境」「企業風土」などが嫌になって辞めているものです。企業からすると、若い人材は欲しいですが、辞めた本当の理由と自社で働きたい動機が見えてこず、あからさまに「楽をしたい」という逃げの姿勢を感じ取ってしまうことがあります。

その点、派遣社員からの転職は、一生懸命さや志望動機への熱意をアピールしやすくなります。派遣社員になった動機は就職難の影響など様々あるでしょうし、正社員への思いは熱く語りやすいものです。派遣社員として働きながら、正社員の仕事風景を間近で見ているという点も「自分も生産現場にもっと携わりたい」「スキルを身に付けたい」という意欲は自然と湧いてきますし、面接官も食いつきやすくなります。

4.派遣社員から正社員の転職方法のおすすめは?

派遣社員からの転職は、転職エージェントや転職サイトを利用する手段があります。現役派遣社員に対応している転職エージェントは多く存在し、そういったサービスでは企業情報(派遣社員から正社員への転職での採用を歓迎している企業)も幅広く有しています。相談はもちろん、登録や利用も基本的に無料で最後までサポートしてくれるありがたい存在です。転職サイトは24時間いつでも自分の好きな時間にサイト検索などを利用できるメリットがあり、条件を入力してマッチングした企業と優先的に面接できます。転職エージェントや転職サイトは、現職を続けながら様々なサポートを受けながら転職活動が実践できます。転職エージェントの一覧は以下をご覧ください。

転職エージェントなどを使わずに派遣社員から正社員になるケースもあります。それは派遣社員として現場で働きながら、その派遣先企業からスカウトされて正社員登用が決まるケースです。実際に自社の現場で働いている派遣社員は、真面目で優秀かどうか常にチェックできるので、一から面接・採用検討する必要がありません。派遣社員側としても、一から仕事を覚えなくてもいいというお互いのメリットが共有できます。企業側も若手で優秀な派遣社員は早く引き抜きたいでしょうから、いつも真面目に仕事を一生懸命にしていれば、人事担当者から声をかけてもらう可能性は高まります。

20代「脱派遣転職」のススメ

派遣社員と正社員を比較すると、給料格差だけでなく、仕事上でのスキル習得の格差社会的信用度の格差などもあります。もし派遣社員を脱して正社員を目指すなら20代で転職したほうが採用されやすいのは現実です。「脱派遣転職」は早いに越したことはありません。

また派遣社員から正社員になるにあたり、転職サイトや転職エージェントを利用するのもいいですし、今の派遣先に転職できれば一から仕事を覚えなくてもいいので、常に声がかかるように会社に貢献できるようアピールするのもいいでしょう。将来を見据えたキャリアメイクをしていくのであればなるべく早いうちに派遣から正社員への転職を目指していきましょう。